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2025/10/27 ブログ

インビザライン矯正中は滑舌が悪くなるって本当?原因や対処法を解説します

一般的に矯正治療中は装置を付けることにより唇や舌の動きが制限されるため、滑舌が悪くなります。今回はインビザライン矯正で滑舌が悪くなるのか、原因や改善法もあわせて詳しく解説していきます。

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる原因

滑舌
インビザライン矯正中に滑舌が悪くなったと感じる場合、以下のような原因が考えられます。

マウスピースに慣れていない

インビザライン矯正では、透明のマウスピースを使って歯を少しずつ動かしていきます。
マウスピースは厚さ約0.5mmと非常に薄く、他の矯正装置と比べても装着時の違和感が少ないのが特徴です。

ただし、歯全体を覆う構造のため、何も付けていない状態と比べると、最初のうちは少し異物感を覚えることがあります。

また、マウスピースが舌に触れることで、発音しにくく感じたり、滑舌が一時的に悪くなる方もいらっしゃいます。ほとんどの場合、装着から1〜2週間ほどで自然に慣れていきます。

マウスピースが舌に触れている

インビザライン矯正では、薄く透明なマウスピースを使用して歯を動かしていきます。装置自体は非常に薄いものの、その厚みの分だけお口の中がわずかに狭くなります。そのため,舌がマウスピースに触れやすくなり、一時的に滑舌が悪くなったと感じる方もいらっしゃいます。

マウスピースが浮いている

マウスピースがしっかり歯に密着していないと、浮いているような感覚があり、滑舌が悪くなったと感じることがあります。本来、インビザラインのマウスピースは歯列にぴったり合うように設計されています。

もし、マウスピースと歯の間に1〜2mm以上の隙間が見られる場合は、 装置が正しく合っていない可能性があります。その場合は、ご自身で無理に装着を続けず、早めに歯科医院へご相談ください。

マウスピースが変形している

マウスピースが変形したり破損している場合、歯にしっかり密着せず、 浮いてしまうことがあります。その結果、滑舌が悪くなったり、発音しにくく感じることがあります。マウスピースは熱や強い力に弱いため、装着したまま食事をしたり、熱い飲み物を口にしたりすると、変形や破損の原因となります。食事や熱い飲み物をとる際は、必ずマウスピースを外すようにしましょう。

マウスピースの装着方法が誤っている

インビザラインのマウスピースは、患者さん一人ひとりの歯並びに合わせてオーダーメイドで作製されます。 正しく装着できていれば、歯にしっかりフィットし、装着時の違和感もほとんどありません。

一方で、装着がずれていたり、正しくはまっていない場合には、マウスピースが浮いてしまい、口の中で違和感を覚えやすくなります。その結果、舌の動きが制限され、滑舌が悪くなる原因になることもあります。

インビザライン矯正中、特に滑舌に影響する音

滑舌

インビザライン矯正中は、発音や滑舌に違和感を感じやすい音があります。 特に影響が出やすいのは、サ行・タ行・ナ行・ラ行といった音です。

サ行は、歯や歯ぐき、舌先を使って息を擦り合わせる「摩擦音」です。 舌先を下の前歯の裏に軽く当て、息が通る音を利用して発音します。そのため、マウスピースを装着していると舌の当たる位置や息の通り方が変わり、発音しづらく感じることがあります。

タ行は、舌先を前歯の裏側に当てて一瞬息を止めてから出す「破裂音」、ナ行は鼻から息を抜きながら発音する「鼻音」、ラ行は舌先が歯ぐきに軽く触れて音を弾く「弾き音」です。

これらはいずれも舌と歯ぐきの位置関係が重要なため、 マウスピースで歯ぐきの一部が覆われることで、一時的に発音に違和感を覚える場合があります。

インビザライン矯正中の滑舌を改善するには

インビザライン矯正中に滑舌が気になる場合は、以下の改善方法を試してみましょう。

マウスピースを付けた状態での会話に慣れる

通常マウスピースに慣れるまでは1〜2週間ほどかかるといわれています。矯正開始直後や新しいマウスピースに交換した直後は、特に違和感を感じやすく滑舌が気になるかとは思います。徐々に慣れてきますが、開始直後や交換直後には大切な予定をいれないようにする、短時間であれば取り外して会話をするようにしましょう。

滑舌改善のトレーニングに取り組む

発音の違和感を早く解消するためには、発音練習を行うことも効果的です。特に、発音がしづらくなりやすいサ行・タ行・ナ行・ラ行を中心に練習すると良いでしょう。鏡を見ながら、舌の位置や息の通り方を確認し、マウスピースを装着した状態でゆっくり発音してみてください。 慣れてくると、舌の動きが自然になり、徐々に滑舌も改善していきます。また、早口言葉を使ったトレーニングもおすすめです。

マウスピースを正しく装着できているか確認する

マウスピースが正しく装着できていないと、歯にしっかりフィットせず、滑舌に影響が出ることがあります。チューイーと呼ばれるやわらかいシリコン製の補助ツールを使うと、マウスピースと歯をより密着させることができ、装着時の浮きや違和感を軽減できる場合があります。装着時は必ずチューイーを使用しましょう。

滑舌しづらい場合、マウスピースを外しても問題ない?

滑舌

インビザラインは矯正装置であるマウスピースをご自身で着脱できるという点も大きなメリットの一つです。大事な場面では一時的に外すこともできます、その場合の注意点は以下となります。

長時間外さないようにする

マウスピースを外してよいのは、食事や清掃など必要な場面で一時的に外す場合のみです。
アライナーを外している間は歯に力がかからないため、その時間が長くなったり頻繁に外したりすると、歯が計画通りに動かず、矯正治療が予定よりも進みにくくなってしまいます。

他にも重要な仕事や用事で仕方なく外す必要があるときは、できるだけ直前まで装着を続け、終わったらすぐに再装着するようにしましょう。

また、外す時間がどうしても長くなってしまう場合は、マウスピースの交換時期を調整する必要が出ることもあります。

外したマウスピースは適切に保管する

マウスピースを一時的に外している間に起こりやすいトラブルのひとつが、マウスピースの紛失です。外したマウスピースをティッシュに包んでかばんやポケットに入れたり、机の上に置いたりすると、 うっかりゴミと一緒に捨ててしまうことがあります。

ご自身が注意していても、周囲の方が誤って捨ててしまうケースも少なくありません。実際にはこのトラブルは非常に多く見られます。

マウスピースをなくしてしまうと、再発注に時間がかかるだけでなく、追加費用が発生する場合もあります。

外したアライナーは必ず専用のケースに入れて保管する習慣をつけましょう。外出先でも持ち歩けるよう、ケースは常に携帯してください。

矯正中の滑舌をはじめインビザラインに不安がある方は、愛知県豊田市の若林歯科にご相談ください

若林歯科では、知識と経験豊富な歯科医師、スタッフがカウンセリングから治療までを担当します。お悩みやご不安を伺い、患者さん一人ひとりにあった治療方法をご提案いたします。また、希望予算や期間に応じて治療プランをご選択いただけます。
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