2025/08/28 ブログ
インビザライン中に頭痛が起こるって本当?予防・対処法を歯科医師が解説
インビザライン治療は、透明なマウスピースを使用した人気のある矯正方法です。
しかし、ごく稀に、人によってインビザライン治療中に頭痛が生じることがあります。
今回は、インビザライン治療によって引き起こされる頭痛や対処法について解説します。
インビザライン中は頭痛が起こるって本当?
インビザライン矯正中に頭痛が起きるのは、マウスピースを装着した窮屈感で起こるものではなく、矯正中の食いしばりや筋肉の緊張によるものがほとんどです。インビザライン中に頭痛が起きる原因は以下のようなことが考えられます。
筋緊張性頭痛
筋緊張性頭痛とは首から背中の筋肉が張ってこると、痛みを感じる神経が刺激されて引き起こされる頭痛です。一時的にズキズキとした痛みを伴い、多くの場合日常生活に支障をきたすような痛みではありません。
原因は長時間同じ姿勢をとっていたり無意識に食いしばりをしていたりなど、筋肉が緊張すると起こります。また歯並びが悪いと噛む力が歯全体に分散されないため、筋緊張性頭痛を引き起こすことがあります。
特にマウスピース装着中は、噛み込みやすいことに加えて、歯が動くときの痛みによるストレスで無意識に食いしばりをしやすく、筋緊張性頭痛が起きることがあります。
咬合関連症
噛み合わせの悪さが原因で起こる不調を「咬合関連症」と言います。頭痛や肩こり、腰痛、耳鳴り、めまい、吐き気など、全身のさまざまな不調は、実は噛み合わせが悪いことで起こることがあります。
例えば、歯並びが悪く片側だけで噛む癖がある場合、片側だけ歯がすり減ってしまい、左右の歯の高さに差がでます。顔周りの筋肉のバランスが崩れて首や肩の筋肉が緊張しやすくなり、頭痛を始めとする全身にさまざまな不調が生じてしまうのです。
不定愁訴
不定愁訴とは、頭痛・肩こり・倦怠感・吐き気など体調が悪いと自覚しているものの、検査をしても病名がわからない状態のことです。
不定愁訴の原因はさまざまで、歯並びが悪かったり、顎関節症を発症したりすると何かしらの体調不要を訴える方もいます。
矯正治療で歯並びや噛み合わせを治すと不定愁訴の症状が改善されることもあります。
インビザライン中に頭痛が起こりやすいタイミング
インビザライン矯正中は歯に力がかかったり、一時的に噛み合わせがずれたりすると頭痛を引き起こす可能性があります。
特に以下のタイミングでは頭痛が起こりやすいです。
マウスピースを新しいものに交換したとき
インビザライン矯正では、1〜2週間ごとにマウスピースを交換し、1回につき最大0.25mmほど歯を動かします。このため、新しいマウスピースを装着した直後は、歯の痛みや無意識な食いしばりが原因で頭痛が生じることがあります。これを防ぐためには、マウスピースに慣れるまで無理をせず、歯科医師の指導に従うことが重要です。
ゴム掛けを始めたとき
顎の位置や左右の噛み合わせを調整するために用いる「ゴム掛け」も、矯正過程の一部です。この時期は、歯の根元に矯正力が加わり、食いしばることによって頭痛が発生しやすいです。
起床したとき
夜寝ている間は歯ぎしりや食いしばりが起こりやすいため、顎周辺の筋肉が緊張状態になりやすく頭痛を引き起こしやすいです。歯ぎしりや食いしばりが無くても、矯正治療中は歯を固定されることで常に肩や顎がこわばって力が入りやすいため頭痛が起こりやすいです。
固いものを噛んだとき
硬い食べ物は噛んだときに歯に伝わる力が強いです。矯正治療中は根が不安定な状態なので、噛む力が刺激となって歯や頭が痛むことがあるため注意が必要です。
ストレスを抱えているとき
痛みは心の状態とも大きく関係があり、精神的ストレスが大きくなると交感神経と副交感神経のバランスが乱れて痛みを感じるハードルが低くなり、少しの刺激でも痛みを感じやすくなるので頭痛を起こす可能性があります。
特に矯正治療中は口の中にマウスピースが入っている違和感や歯が動く痛みなどで精神的ストレスが大きくなりやすいため、無意識に食いしばる、就寝中に歯ぎしりをするなどして頭痛が起こる身体の状態になりやすいです。
インビザライン中の頭痛予防・対処法
マッサージで筋緊張をほぐす
顎や首、そして頭や肩などの筋肉を適切な方法でマッサージすることで、筋緊張性頭痛は予防・改善しやすくなります。湯船に浸かって全身の血流を良くすることでも筋肉の緊張をほぐす効果が期待できるでしょう。
痛み止めを服用する
頭痛が治らない、日常生活に支障をきたすほどの症状が出ている、そんなときは市販の鎮痛剤を飲んだうえで主治医へ連絡しましょう。鎮痛剤の内服はあくまで対症療法であり、インビザライン矯正による頭痛を一時的に緩和する効果しか期待できません。また、鎮痛剤の使用は消化器にも大きな負担をかけることになる点を正しく理解し、ご使用いただく必要があります。
歯科医師に相談する
インビザライン中の頭痛は誰にでも起こり得る症状ではありますが、いつまでも治らず継続する場合は、インビザライン矯正以外の原因も考えられるため、主治医に相談することが大切です。
インビザライン中の頭痛が不安な方は、愛知県豊田市の若林歯科にご相談ください
若林歯科では、知識と経験豊富な歯科医師、スタッフがカウンセリングから治療までを担当します。お悩みやご不安を聞き、患者様一人ひとりにあった治療方法をご提案いたします。また、希望予算や期間に応じて治療プランをご選択いただけます。
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