2025/08/28 ブログ
開咬をインビザラインで治療する方法。治療しないリスクも徹底解説します
インビザライン矯正は様々な歯ならびやお口の悩みを治療できますが、開咬を治療することはできるのでしょうか。開咬は放置すると様々なリスクがあります。今回は開咬の原因やリスク、インビザライン矯正での具体的な治療法について詳しく解説していきます。
開咬はインビザラインで治療できる?
結論からいうと、インビザラインで開咬を治療することは可能です。インビザラインには目立ちにくさや痛みの少なさといったメリットがあるため、矯正治療のなかでも人気の方法です。しかし、開咬には様々な原因があり、重症度によってはインビザラインでの治療が向いていないこともあります。場合によっては他の矯正方法と組み合わせて治療を行ったり、外科的な処置が必要になります。
開咬とは
そもそも開咬とは「かいこう」と読み、奥歯で噛んだときに上下の前歯が噛み合わず口が開いている状態のことをいいます。オープンバイトともいわれる不正咬合の一種です。
開咬は見た目の問題だけではなく、食べ物をうまく噛み切れなかったり、滑舌・発音への影響など日常生活にも支障をきたします。
開咬になる原因
遺伝
開咬になる原因のひとつに、遺伝的要因があります。これは、遺伝した顎の骨の形態に問題があるケースです。開咬になる骨格性の要因としては、下顎角の角度(エラの角度)が大きく開いて、後下方に回転したり、上顎が上方に位置していたりする「上顎骨の形態」などが要因として挙げられます。
また、幼少期の成長過程で、下顎骨が成長する方向が悪かったり、劣成長があったりするなどの、骨格性の問題が生じた場合も「開咬」になりやすくなります。
口呼吸や指しゃぶりなどの癖
鼻炎・扁桃肥大・アデノイド(咽頭扁桃)肥大などによって口呼吸になり、舌の位置が下がってしまうと(低位舌)、舌の先が常に下の前歯に接触したり、嚥下時に下の前歯を舌が押してしまったりすることで、開咬のリスクが高まることがあります。
幼児期に指しゃぶりを長く続けると、開咬になるリスクがあります。これは、指しゃぶりで、指を上顎の歯の裏側あたりに押しつけて強く吸うことで、口内に圧力がかかり、その圧力が歯並びに悪影響を及ぼすからです。
子どもの指しゃぶりを放置したりすると、頻度が増えて期間も長くなることで、指を吸う力によって上顎の歯列が狭くなります(歯列狭窄)。そのため、上顎と下顎の噛み合わせにズレが生じて、開咬になることがあります。
※3~4歳ごろまでの指しゃぶりは幼児期ならではの自然な行為ですので、ほとんどのケースで問題はありません。
舌の位置
舌の位置異常や癖があると、開咬の原因となることがあります。
たとえば、無意識のうちに舌で前歯を押しあててしまったり、上下の歯の間に舌を出したりする癖がこれにあたります。この舌の癖による圧力が、継続的に歯にかかってしまうと、歯が次第に前方へ倒れやすくなり、開咬の原因となります。
開咬を治療しないで放置するとどうなる?
開咬は見た目が気になるといったデメリットもありますが、じつはこれ以外にも、歯や歯ぐき、そして身体にもさまざまな悪影響を及ぼすリスクがあります。
そのため、開咬は歯列矯正治療の必要性が非常に高く、なるべく早期に歯科医院に相談することをおすすめいたします。
見た目がコンプレックスになる
開咬を放置すると、歯が正常に噛み合わず、見た目にも影響を及ぼします。前歯が閉じにくいため、笑顔や話すときに歯の形が目立ちやすくなり、その結果、自分自身の見た目に対する自信を損なうことがあります。これは、自己評価の低下や人前に出ることへの抵抗感につながることもあります。
虫歯や歯周病リスクが上がる
開咬は口が開きやすい不正咬合のため、口内が乾燥し、むし歯・歯周病になりやすいといったデメリットがあります。
開咬で口呼吸をすることが多くなり、口内が乾燥すると、虫歯になりにくい口内環境へ整える役割のある「唾液」の量が減ってしまいます。そうなると、口内細菌の繁殖が促進されて、むし歯・歯周病、そして口臭までも引き起こしてしまうことになります。
胃腸に負担がかかる
開咬の状態をそのままにしておくと、噛み合わせの不調により奥歯しか食べ物を噛めません。食べ物を十分に噛み砕くことができないと、消化がスムーズにすすまず胃腸に過剰な負担がかかります。
滑舌が悪くなる
上下の前歯に隙間があると、発音の際に空気が抜けてしまいます。
特にサ行、タ行、ラ行は発音しにくくなります。はっきりと発音できないため、相手に伝わりにくく不便に感じることもあるでしょう。開咬の治療をすることで、発音障害も改善できます。
ドライマウスで口臭が悪化する
上下の前歯が開いた状態になると、お口の中が乾燥しやすくなってしまいます。
いわゆる「ドライマウス」という症状です。お口の中は、唾液が潤った状態によって自浄作用などの効果が期待できますが、ドライマウスになるとお口の中が乾燥した状態になるため、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
お口の中の病気だけでなく、風邪やインフルエンザなど感染症にもかかりやすくなります。
唾液が不足することで、口の中がネバネバしたり舌が痛くなったり口臭の原因になることもあります。ドライマウスは、お口の中だけでなく全身の健康のためにも開咬は治しておいたほうがいいと言えます。
歯の寿命が短くなる
統計上「どういった歯並びの方が80歳になった時に20本以上の歯が残っているか」を調べたデータがあるのですが、それによると、開咬の方が80歳になった時に20本以上歯が残っている確率は0%です。
なぜかというと、開咬は奥歯のみに常に負担がかかってしまっているからです。
歯は上下で28本あり、それぞれ役割を果たす事でようやく約80年以上使う事ができます。それを一部の4〜10本程度の歯でしか支えていないとなると、歯の寿命は短くなってしまう事がほとんどです。
インビザラインで開咬を治療する方法
インビザラインで開咬を治療するための主な方法を2種類紹介します。
①前歯を内側に傾斜させる
主に前歯の歯並びが原因となって開咬になっている場合は、前歯を内側に傾斜させることで前歯が噛み合うようになり、開咬を改善できます。
②奥歯を圧下させる
圧下とは、歯を根っこ側(歯茎方向)へ移動させることをいいます。奥歯を圧下させることで噛み合わせが低くなり、自然と前歯が噛み合うようになります。
開咬のインビザライン治療にかかる期間
開咬は全体矯正が必要なので、インビザラインでの治療では1~3年程度かかるのが一般的です。抜歯を伴う矯正の場合は、さらに治療期間が長くなる傾向にあります。インビザラインで開咬を治すためにかかる期間は、患者さまのお口の状態によって異なります。詳しい治療期間について知りたい場合は、歯科医院でご相談ください。
開咬のインビザライン治療にかかる費用
インビザラインで開咬を治療するためにかかる費用は平均で80万円〜100万円です。しかし、開咬の状態にも個人差があり、場合によっては他の矯正方法との併用で治療を行ったり、外科的な処置が必要になるため、費用にも差が生じます。
インビザラインで開咬の治療を検討されている方は、愛知県豊田市の若林歯科にご相談ください
若林歯科では、知識と経験豊富な歯科医師、スタッフがカウンセリングから治療までを担当します。お悩みやご不安を聞き、患者様一人ひとりにあった治療方法をご提案いたします。また、希望予算や期間に応じて治療プランをご選択いただけます。
インビザラインで開咬の治療を検討されている方は、ぜひ、若林歯科にご相談ください。
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