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2025/06/25 ブログ

インビザラインは効果ない?効果が実感できる時期や方法について

インビザラインは透明のマウスピース型の矯正装置です。矯正治療の効果はどれくらいで実感できるのか気になる方もいるでしょう。
この記事は、いつ頃から効果が実感できるのか、実感出ない場合もあるのかどうか、歯並びの改善によってもたらされる効果などを解説していきます。

インビザラインの効果について

インビザラインの治療効果には以下のようなものがあります。

歯並びの改善効果:マウスピースを装着することで、歯並びの不規則な部分を改善することができます。隙間や歯の傾きなど、個々の問題に合わせた矯正が可能です。

噛み合わせの改善効果:インビザライン矯正は噛み合わせの問題にも効果を発揮します。噛み合わせが正しくなることで、食べ物を噛む力が均等に分散され、咀嚼機能が向上します。

インビザラインの効果はいつから実感できる?

インビザラインの効果を実感できるまでの期間は個人差があります。一般的に早い場合は2ヶ月程度で実感できることもありますが、遅い場合は半年近くかかることもあります。
インビザラインは1枚ずつマウスピースを交換していくことで歯を少しずつ動かしていきます。1枚につき0.25mm程度の歯の動きがあるとされています。

しかし、歯が1mm動いたからといって必ずしも実感できるわけではありません。感じ方は人それぞれであり、主観的な要素もありますので、効果の実感には個人差があることを留意しておく必要があります。

インビザラインで歯が動く仕組み

インビザラインは、透明な樹脂製のアライナーと呼ばれるマウスピースを使って、歯並びの乱れを細かく整える治療法です。アライナーを1日22時間装着し、1~2週間ごとに交換していくと歯が徐々に動いていきます。

インビザラインで歯が動く仕組み

1.歯根膜の働きを利用
インビザラインで歯が動く仕組みは、まず歯根膜の働きが関与しています。インビザラインのアライナーによって歯に矯正力が加わり、歯根膜が歯の移動方向へと引っ張られると、反対側は縮みます。伸びた方の歯根膜は元の厚みに戻るために周囲の細胞へと働きかけて、新しい骨を造ります。縮んだ方の歯根膜も元の位置に戻るために周囲の細胞へと働きかけを行い、骨を溶かす現象を促します。
歯根膜は常に一定の厚みを保とうする反応が起こるため、歯もそれに合わせて移動していくのです。このメカニズムはマウスピース矯正のインビザラインに限ったものではなく、ワイヤー矯正にも共通しています。

2.アタッチメントによる補助的な効果
インビザラインでは、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれるプラスチック製の突起を接着します。アタッチメントには、マウスピースの適合性を高めて浮き上がりや脱離を防ぐことに加え、矯正力を高める効果もあります。
さらには、歯を動かす角度なども微調整できることから、インビザラインで歯を効率的に動かす際には極めて有用なパーツといえます。

インビザラインで歯が動く速度

インビザラインは、1~2週間ごとに新しいものと交換していくことで、1枚あたり約0.25ミリ歯を動かします。つまり1ヶ月で約1ミリ以上は動くことになります。

ごくわずかな歯の隙間であれば、1ヶ月や2ヶ月で閉じることもあり、効果を実感できます。一方でガタガタした歯列などは、1~2ヶ月では見た目上の効果を実感しにくいと言えます

インビザラインとワイヤー矯正の効果の違い

インビザラインとワイヤー矯正の効果の違い

1、見た目
見た目美しさという点では、ギラギラした見た目になってしまうワイヤー矯正と比べると、透明な装置を使用するマウスピース矯正の方が優れていると言えます。

2、痛みの違い
通常1ヵ月に1回調整するワイヤー矯正と比べると、1~2週間ごとの交換で短い距離を繰り返し動かしていくマウスピース矯正の方が痛みは少なくなります。

3、取り外しの有無
ワイヤー矯正は固定式であり、マウスピース矯正は取り外しが可能です。

4、効果
ワイヤー矯正はワイヤーで歯を動かすため、患者様自身がどのように歯に圧力がかかっているのかを確認しやすい特徴があります。さらに強い痛みを伴う場合は、どの歯が動こうとしているかを感じやすいとも言えます。

一方、インビザラインは透明なマウスピースでどこから歯に圧力がかかっているのかを患者様自身が把握しにくい傾向にあります。ワイヤーと違い、歯を段階的に動かすため一度に強い痛みを感じることはないので、どこの歯が動いているのか感じにくくなります。

インビザラインは効果ない?効果を実感できない理由

インビザラインは効果ない?

マウスピースの装着ルールを守れていない

1日に22時間以上という装着時間を守れていない場合、歯は計画通りには動きません。簡単に着脱できるのはメリットでもありますが、ルールを守るためには患者さんの意志も大切になります。

治療計画に無理がある

歯科医師がインビザラインに慣れていない場合、治療計画に問題があるかもしれません。インビザラインは、理想の歯並びを実現するための計画を立てたうえで、徐々に歯を動かしていきますが、必ずしも計画どおりの結果が得られるわけではありません。

アタッチメントが取れている

歯をしっかりと動かすため、歯の表面に「アタッチメント」を付けることがあります。これが外れていると、歯がしっかりと保持されず、予定通りに移動しない場合もあります。ただ、アタッチメントは数個の脱落であれば、歯の移動にはそこまで影響はしません。

インビザラインの効果を最大化させるポイント

インビザラインの効果を最大化させるポイント

マウスピースの装着方法・時間を守る

インビザラインでより効果を実感するためには、矯正中のルールは守ることが重要です。
具体的には、1日22時間以上の装着時間をきちんと守るようにしましょう。
マウスピース装着の際は必ずチューイーを使用することも大切です。
歯ではめると奥までマウスピースがはまらない場合があり、そうすると全ての歯が予定通りに動かないため矯正がスムーズに進まなくなります。

マウスピースの交換時期を守る

インビザラインのマウスピースは毎日しっかりとケアするとともに、指示されたスケジュール(1〜2週間)で新しいものへと交換していかなければなりません。マウスピースを交換しながら、徐々に歯並びを理想の形へと動かしていきます。

口腔ケアを徹底する

虫歯や歯周病の進行状況によっては、矯正治療を一旦止め、虫歯や歯周病の治療を行わないといけなくなります。
インビザラインは自分で取り外せて歯磨きがしやすいのが、メリットの1つです。
他の矯正方法に比べて口腔ケアはしやすいので、お口を清潔に保つことができます。

インビザラインの効果について不安のある方は、愛知県豊田市の若林歯科にご相談ください

若林歯科では、知識と経験豊富な歯科医師、スタッフがカウンセリングから治療までを担当します。お悩みやご不安を聞き、患者様一人ひとりにあった治療方法をご提案いたします。また、希望予算や期間に応じて治療プランをご選択いただけます。

インビザラインの効果について不安がある方は、ぜひ若林歯科にご相談ください。
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