2025/04/28 ブログ
インビザライン矯正にかかる期間の目安は?年齢・症例別にご紹介
「インビザライン矯正にかかる治療期間はどのくらい?」「治療期間が何年もかかるのでは?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
治療期間は年齢や症例によって異なりますが、12歳以下のお子さんでは6ヶ月から18ヶ月、ティーンや成人では6ヶ月から24ヶ月となることが多いです。
一人ひとりに合わせたオーダーメイドな治療計画を立てることで、治療期間の短縮が実現できます。
この記事では治療期間の詳細と治療期間短縮のためのポイントについてお伝えしていきます。
インビザライン矯正にかかる期間
インビザライン矯正は、ワイヤー矯正と比較して治療期間の短縮が可能です。
治療計画を事前にシュミレーションできるので、患者さんのご要望や症例にあわせて、治療期間を短くすることができます。
年齢別の期間目安
12歳以下のお子さん(インビザラインファースト):6ヶ月から18ヶ月
小学生以下の小児の場合、骨が柔らかく歯が移動しやすいため、比較的早く治療が進みます。歯並びのスペースをしっかりと作ることができ、成人に比べて抜歯をするリスクは少なくなるのもメリットです。
ティーンと成人:3ヶ月〜24ヶ月
歯並びの程度や、スペースの有無、抜歯の可否などによって様々ですが、一般的に前歯メイン移動であれば、3〜6ヶ月程度、全体の歯並びを改善する場合は、6〜24ヶ月程度です。
若林歯科での、年齢別の平均治療期間は以下です。
12歳以下(若林歯科の実績)
80%が1年半以内に矯正が完了しています。
ティーンと成人(若林歯科の実績)
70%が6ヶ月以内に、30%が3ヶ月以内に矯正が完了しています。40代以下であれば70%が3ヶ月以内に矯正が完了しています。
歯並び別の期間目安
- 前歯のみの軽度の叢生(でこぼこ)の場合:3ヶ月〜6ヶ月
- 奥歯まで全体を治す場合:6ヶ月〜12ヶ月
- 重度の出っ歯や受け口など噛み合わせ全体を治す場合:9ヶ月〜18ヶ月
- 抜歯が必要な重度不正咬合の場合:18ヶ月以上
インビザライン矯正にかかる期間が長引く理由
インビザラインの矯正治療が予定通りに完了せず、治療期間が延長してしまう理由を5つあげます。
抜歯が必要な歯並びである
抜歯をすると歯1本分のスペースが空くため、残った歯を大きく動かさなければならなくなります。1ヶ月で歯が動く距離はマウスピース1個につき、歯は0.25mm程度しか動かせません。動かすスペースが大きいとその分治療期間がのびます。また歯を抜いた部位の骨が再生するのを待つ期間も必要となります。
矯正前に虫歯や歯周病を治す必要がある
小さなむし歯であれば、矯正治療と並行して治療できますが、歯周病重度の場合は、矯正治療で歯を動かすことで、歯周病がより悪化してしまうため、矯正前に矯正を一旦中止することがあります。
マウスピースの装着時間が不足している
インビザラインのマウスピースはお食事の時以外、1日22時間以上の装着が必要です。マウスピースで歯を掴んで動かしていくわけなので、そもそものマウスピースの装着時間が足りないと、計画通り歯が移動できません。そのためマウスピースも適合しなくなり、再度作製が必要になり、治療期間がのびます。
定期的に通院できていない
気をつけて装着をしていても、マウスピースが浮いたままで装着していたり、上手く装着できていないことがあります。患者さんご自身ではなかなか気づきにくいので、装着状態や経過を歯科医院で定期的にチェックする必要があります。適合が悪い場合、前のマウスピースに戻ったり、追加でマウスピースを作成するなどの無駄が発生し、期間が伸びてしまいます。
治療計画の修正がある
奥歯まで大きく動かす治療計画の場合は、噛み合わせが一時的に大きく変化します。マウスピースと奥歯がずれやすくなり、修正するのに時間がかかることがあります。
また、骨性癒着(骨と歯がくっついてしまっている状態)や、どうしても動きにくい歯があると、計画の修正が必要になることもあります。歯の動きが予想通りにいかない場合は、追加のマウスピースを作成し、治療計画を見直します。
インビザライン矯正にかかる期間を短くする方法
マウスピースの装着時間・方法を守る
インビザラインのマウスピースは1日22時間装着することで計画通り歯が移動します。お食事の時以外はマウスピースを装着する習慣が大切です。また装着の際にはチューイーというゴムをしっかり噛んで装着するなど取り扱いも重要です。
マウスピースの交換タイミングは、年齢によって異なりますが1週間〜2週間で、新しいマウスピースに交換することで、少しづつ歯並びを改善させていきます。
口腔環境を清潔に保つ
矯正治療中はむし歯、歯周病リスクがあがる、と言われています。歯周病が悪化すると治療を一旦中断することになり、治療期間が伸びてしまいます。インビザラインは取り外しができるマウスピースを使用するため、ワイヤー矯正に比べると歯磨きは難しくないのがメリットでもあります。歯ブラシ、歯間ブラシ、フロス等をしっかり使ってお口を清潔に保ちましょう。
定期的に通院する
歯の移動が順調か、マウスピースの適合が良いかどうかを歯科医院で定期的に確認することで、治療がスムーズに進みます。定期的に経過をチェックすることで、上手く治療が進んでいない場合にも早く気づき対応が可能となります。また3ヶ月に1度は歯科医院でのお口のメンテナンスを行うことで、お口を清潔に保つことができます。
歯並びによっては部分矯正を行う
歯の移動量が多いと、どうしても治療期間が長くなります。歯並びの状態にもよりますが、可能な場合は前歯メインで動かす、部分矯正も検討するのも治療期間を短くすることができます。若林歯科では、前歯のみ動かした場合、奥歯も動かした場合、など患者さんの希望にあわせて、いくつかの治療計画を提示できます。
ワイヤー矯正との組み合わせ治療を行う
特に難しいケースや重度な歯並びの場合、インビザラインと従来のワイヤー矯正を併用することで、効率的に歯を動かすことができます。捻転(捻れ)が大きい場合や、移動終了後に最終的にわずかにデコボコが残った場合に有効です。ワイヤーを装着する期間は長くても1ヶ月程度のことがほとんどです。
インビザライン矯正にかかる期間についてご不安がある方は、愛知県豊田市の若林歯科にご相談ください
若林歯科では、希望予算や期間に応じて、複数の治療プランからご選択いただけます。
できるだけ歯根に負担をかけない、抜歯しない治療を得意としています。
治療期間の短縮にも力をいれているため、短期治療に対応できます。結婚前・就職前など、期限がある患者さんに喜ばれています。
LINEで新規の矯正相談を承っているのでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
※LINEでのご相談は豊田市近隣にお住まいの方限定となります

